キミの想い出の影を見たよ
光の跡。

僕は傍で見ていたけど
結局は何も言えないままで

今も何も言えないままで
なんとなく大人になってしまったけど

想い出の影に落ちるのは
懐かしい匂いと
キミが感じた悲しみと幸せ

あの時の僕が今の僕なら
何か、変えることが出来たのかな

いや、結局は何も変わらないのかもしれない

僕がキミに関われたのは
ほんの一瞬のことで
今は光の跡を、そっとなでることしかできない

ねぇ、胸が苦しくなるよ

キミの声を聴けなかった僕
キミに何もできなかった僕

田舎だけど綺麗だった街並を
もう一度キミと屋上から眺めたいな
あの時に帰って、ね。
何も知らなかったころみたいに