今日ニュースをぼやっと見てて目に入ったニュース。
孤独死。

東京・代々木の片隅での出来事。
死は6年たって白くなって姿を表した。

かつては幸せな家庭を築いていた男性。
10年前に離婚。
その背景には借金等金銭問題が見え隠れする。
男性は離婚後、消息不明なっていたがこんな形で姿を表す。幸せな姿もあったはずなのに

誰一人も
男性が死する瞬間にも、朽ちていく間にすら気付きもしなかった。

この人は何があって何を思い死んでいったんだろう

死者に口なんてない。誰も知ることなんて出来ない。

東京も
大阪も
いやどこでも
みんな生きていくだけで精一杯。
うちもそう

片隅で生まれる命も死に行く音も今は容易には聞こえない
繋がっているようで繋がっていないネットワーク。
うちが生まれた時代はこういう時代。
切られた傷も痛いなんて気づかない。

孤独死だけじゃない

祈りをひたすらささげる浮浪者

背中があんなに曲がっているのにずっと座り込んでいる老婆

何もかも
声が聞こえない

ずっと
ひとつずつ
色んなことが心に引っ掛かる

空も眺めなくなった忙しく働く僕ら
そんな僕らに何か残るんだろうか

何故か
涙が出そうになる

重い日記でごめんなさい。
近いうちにこの想いは歌にします。
この胸の苦しさを伝えるのが、ちっぽけなシンガーソングライターの使命なような気がします。